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保存刀剣 清麿写
『宮入清平造 昭和五十一年二月吉日(清宗)』

 
刀剣種別 『刀』 Katana
銘 『宮入清平造 昭和五十一年二月吉日』 
MIYAIRI KIYOHIRA showa51nen 2gatu kichizitsu
日本刀 鑑定書『日本美術刀剣保存協会 保存 刀剣』 NBTHK 『Hozon Paper』
時代『昭和51年』 Production age 『AD1974』
 
 宮入清平(清宗)は、大正十三年に長野県坂城生まれる。宮入行平(人間国宝)は実兄にあたり、昭和十四年に作刀入門している。号銘は『清平』であり、郷土の先達刀工である源清麿から一字、兄の昭平(行平の前名)から一字をとり名乗った。近在の上田市鍛冶町は江戸時代後期から、清麿の兄にして師匠でもある山浦真雄(寿昌)が作刀した地である。上田鍛冶町には刀職関連の職人が多く、山浦真雄の実見談家伝が兄行平に伝ったそうである。清宗はその頃行平の弟子であり、鍛刀用の炭俵を上田から坂城までリアカーで運んでいたという。清平は昭和三十四年に文化庁から作刀許可を得て独立、坂城町に鍛冶場を設けた。宮入一門の造刀法は山浦一門と同じく最も高度な『本三枚作』である。刀の棟に心鉄を使い、刃側に刃鉄を入れ、両側を硬い皮鉄でサンドイッチの様に挟み覆う。鉄の種類も増え、沸しが難儀で火加減では鍛割れが出やすい。だが本格的鍛造方で、山浦・宮入両門の相州伝はこの技法である。行平・清平の兄弟が私淑した清麿の作から範をとったものであり、両者が清麿の刃寄りに柾目がかかり刃中に金筋砂流しが現れて荒沸のつく相州伝を追い求めていた事は明らかである。清平は特に清麿に迫った作域を実現した刀工である。平成元年に銘号を『清宗』に改めるが、宗の字は巨匠相州貞宗から一字をとったものである。相州伝の巨匠貞宗と、新々刀の天才である清麿を追い求めた、隠れたもう一人の天才であるといえよう。
 この刀は互の目乱れに様々な刃が交じり、長い金筋と幾重にも重なる砂流しがかかり、沸よくつき所々荒沸となり、清麿を彷彿とさせる清麿写しであり、彼の個性を余すところなく示しており、殊に、刃取は様々な刃を交えて変化がみられ、匂口が明るく冴え渡っている点が特筆される。同工の卓越した技量が存分に表示された優品である。
『附』白鞘

『寸法(Size)』
長さ(Blade length)75.5cm、反り(Sori)1.9cm、
元幅(Width of moto)3.34cm、先幅(Width of saki)2.6cm、
元重(Thickness of moto)0.975cm 先重(Thickness of saki)0.5cm

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