特別保存刀剣『紀伊国康綱』

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更新日 2017-10-14 | 作成日 2008-07-02

特別保存刀剣『紀伊国康綱』

刀剣種別 『刀』  『katana』
銘 『紀伊国康綱』
『Kii no kani YASUTSUNA 』
日本刀 鑑定書『日本美術刀剣保存協会 特別保存 刀剣』 NBTHK 『Tokubetsu Hozon Paper』
時代『寛文から延宝頃』 Production age 『AD1661〜1680』

ご成約済です ありがとうございました(sold out)

石堂とは、長享元年足利義尚の六角征伐の際に、赤松政則に従軍して近江に進駐した長船鍛冶、江州蒲生助長が、戦後そのまま近江に残留し、近江蒲生郡石塔寺の近くで鍛刀したことから石塔(石堂)を名乗る。紀州石堂派は、古作一文字丁字を復活させた石堂派の土佐将監為康が、近江から紀州和歌山に移住したのを祖とする。紀州石堂鍛集団は、後にで各々大阪や京都に移住し、僅か十年余りで消滅する。その他石堂派(京・大阪・江戸)石堂についても、移住の経緯や細かな事情については不明確な部分が多く、謎多い刀工集団である。紀伊国康綱は、紀州石堂一派を代表する刀工の一人であり、初代備中守康広門人にして後に大阪に出て作刀する。作風は、御家芸ともいうべき備前伝で、映りの立った鍛に、丁字乱れを得意として焼いている。銘文は『紀伊国康綱』『紀伊国橘康綱』などときる。
この刀は、小板目肌がよく詰んだ鍛えに、乱れ映りが鮮明に立ち、焼幅を一段と広く取って丁字乱れを焼き、重花風・小丁字・互の目・角がかった刃などを交え、足・葉がよく入り、匂勝ちで締まりごころとなり、匂口が明るいなどの出来口をあらわしていて、一際華やかな作柄に仕上げている。師、備中守康広に見紛う華やかな丁字乱れを見せているが、刃の形が些か小模様となるところや、焼出しが看取される点に同派、同工の見所が窺われる。同作中会心の一口で、特に匂口の明るい点が特筆され、優れた技量を持ち合わせていたことが理解される。紀伊国康綱の本領が遺憾なく発揮された一振である。


『形状』鎬造、庵棟、身幅やや広く、元先に幅差つき、反り浅くつき、中鋒。
『鍛』小板目肌よくつみ、地沸微塵に、乱れ映り鮮明に立つ。
『刃文』直調に焼出し、その上は丁字乱れに重花丁字・小互の目・角がかった刃など交じり、足・葉よく入り、華やかに乱れ僅、僅かに逆ごころをおび、匂勝ちでしまりごころとなり、匂口明るい。。
『帽子』直ぐに先小丸に返り僅か。
『茎』生ぶ茎、先入山形、鑢目大筋違いに化粧つく、目釘孔一。
『彫』表裏に棒樋を丸留にする。
『附』白鞘、拵

『寸法(Size)』
長さ(Blade length)70.2cm、反り(Sori)1.2cm、
元幅(Width of moto)3.15cm、先幅(Width of saki)2cm、
元重(Thickness of moto)0.8cm 先重(Thickness of saki)0.4cm

日本刀 紀伊国康綱.jpg