特別保存刀剣『長船成家』

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更新日 2018-08-01 | 作成日 2008-07-02

別保存刀剣長船成家』

刀剣種別 『刀』  『katana』
無銘 『長船成家』
『Osabfune NARIIE』
日本刀 鑑定書『日本美術刀剣保存協会 特別保存 刀剣』 NBTHK 『Tokubetsu Hozon Paper』
時代『南北朝時代、文和〜永徳頃』 Production age 『AD1352〜1383』
古刀位列『中上作』
切味位列『良業物』

ご成約済です ありがとうございました(sold out)

南北朝時代は、長船派の正系の兼光とその一門の刀工をはじめ、振興の長義・元重・盛景・義景などが活躍したが、その後に至って、これらの系統以外の長船鍛冶が多く存在している。その中に『小反り物』と呼ばれるものがある。小反りの意味は明らかでなく、寛永八年の長谷川忠右衛門直次の古伝書『極論集』に(小反り物の事是も皆長船に住して兼光に似せたる作品也見分は別になしただ兼光元重より刃こぜり性しほあひ以下位おとりて見ゆるをば小反り物と見る事習也但兼光よりよく沸たるも有べし)とある。また同伝書に(此小反り一類と伝ふは重義守久より始まり此二字を一字づつ打也併し此頃は小反り物といふ守久一類ばかりにてはなし貞治貞和の此の時代より応永の頃までおよそ作数廿人あまりもあり是はみな兼光かたぎをにせて一手に出来るによりいづれをもすなはち小反り物という也それによってむかしより小反り一類とてけいず一所によせてあみたてるはなし)とある。
兼弘には、志徳二(1385)年記の太刀があり、秀光には応安(1368〜75)から、明徳(1390〜94)にわたる作品があり、その間、二代があるようである。成家には、康安二(1362)年、貞治四(1365)年、応安六(1373)年などの年記のあるものが残っている。
この刀は大磨上ながらも常寸あり、重要文化財の小反り秀光を彷彿とさせる。たっぷりとした身幅と重ねは特に健全であり、地鉄はよく詰み地沸つき、肌に潤いと透明感がありみずみずしい。刃文沸の深い小互の目に丁字交り、小足よく入りこずみごころとなり、これまた国立博物館の元重を連想させる出来である。無名ながらも出来が良く、十二分に楽しめる秀作である。

『形状』鎬造り、庵棟、身幅広く先までおちず、重ね厚く、鋒が大きく姿豪壮。
『鍛』小板目鍛よく練れて流れごころ交り美しく詰み、肌潤い、地沸つき、細かな地景入り、総体に淡い乱れ写り立つ。
『刃文』小互の目丁字乱れ、小足入り、小沸深く、刃明るく白く冴える。
『帽子』小乱れ、先小丸返りわずか。
『彫』表裏棒樋掻流し。
『茎』大磨上、目釘孔二内一埋。
『附』白鞘

『寸法(Size)』
長さ(Blade length)70cm、反り(Sori)2cm、
元幅(Width of moto)3.3cm、先幅(Width of saki)2.4cm、
元重(Thickness of moto)0.8cm 先重(Thickness of saki)0.55cm

日本刀 長船成家.jpg