保存刀剣 靖国刀『宮口靖廣作之 岡田光巍氏選依高木陸郎氏守護剣 皇紀二千六百年五月吉日』号 神光四発

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更新日 2018-05-30 | 作成日 2008-07-02

保存刀剣 靖国刀 号 神光四発
『宮口靖廣作之 岡田光巍氏選依高木陸郎氏守護剣 皇紀二千六百年五月吉日』

刀剣種別 『刀』  『katana』
銘 『宮口靖廣作之 岡田光巍氏選依高木陸郎氏守護剣 皇紀二千六百年五月吉日』
『Katou chounsai TUNATOSHI tukuru』
日本刀 鑑定書『日本美術刀剣保存協会 保存 刀剣』 NBTHK 『Hozon Paper』
時代『昭和15年』 Production age 『AD1940』

ご成約済です ありがとうございました(sold out)

昭和8年に荒木貞夫陸軍大臣は、有事に際しての軍刀を整備するために、財団法人日本刀鍛錬会を靖国神社境内に組織した。以降、第二次世界大戦終結までここで製作された日本刀を『靖国刀』と呼び、従事した刀匠を『靖国刀匠』と言う。昭和8年7月、靖国刀鍛錬場の竣工式と授命式が執り行なわれ、荒木貞夫陸軍大臣より、宮口刀匠には『靖廣』、梶山刀匠には『靖徳』の刀匠銘の授命証が手渡された。靖廣は第2鍛冶場で酒井寛、梅沢主税を先手に鍛冶始めを行なった。靖国刀は、笠間一貫斎繁継系の宮口靖廣派、横山祐義系の梶山靖徳派、池田一秀系の池田靖光派の三派により構成されている。靖国刀の刃文は直調基調の作がほとんどであるが、靖廣は一貫斎系の相州伝の沸出来の刃文を得意とした。
本作は皇紀2600年(昭和15年)、太平洋戦争開戦直前に作られた刀である。零戦の『零』は皇紀2600年の『0』でもあり、日本国内は最も開戦の準備に緊張していた時期でもある。岡田光巍氏から高木陸郎氏に送られたとの記述が茎にきられている。高木陸郎氏は中日実業(渋沢栄一が総裁を務めた、対中国ビジネスの日本側総元締め)の副総裁を務めた人物であるが、翼賛興亜総本部長という顔も持つ。翼賛とは大政翼賛会 の事であり、昭和15年に近衛文麿らが中心となり結成された公事結社である。鞘書きには『昭和二十年七月 陸軍大将男爵荒木貞夫謹識花押 神光四發 靖廣作』とあり、神光四発との号が付けられている。『胸臆虚明なれば、神光四発す』心にわだかまりなく道を歩む者は、精神の光が四方に輝き発するという意である。鞘書きがされた昭和20年7月はまさに終戦直前であり、ポツダム宣言が発せられた月である。敗戦を覚悟した荒木貞夫が最後の思いをこの刀に託したものであろう。荒木貞夫は後の東京裁判でA級戦犯として無期懲役が確定する。

『形状』鎬造、庵棟、地肉置き豊かに身幅あり、中峰。
『鍛』小板目鍛よく練れて詰み、細かな地景入り肌潤う。
『刃文』小互の目丁字足良く入り、小沸深く、刃明るく冴える。
『帽子』僅かに乱れ先小丸返る。
『茎』生ぶ、化粧鑢目、平山形茎尻、目釘孔一。
『附』白鞘

『寸法(Size)』
長さ(Blade length)64.5cm、反り(Sori)1.4cm、
元幅(Width of moto)3.15cm、先幅(Width of saki)2.1cm、
元重(Thickness of moto)0.7cm 先重(Thickness of saki)0.5cm

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