特別保存刀剣 初代『信国(南北朝後期)』

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更新日 2018-08-01 | 作成日 2008-07-02

特別保存刀剣 初代『信国(南北朝後期)』

刀剣種別 『刀』  『katana』
無銘 『信国』
『NOBUKUNI』
日本刀 鑑定書『日本美術刀剣保存協会 特別保存 刀剣』 NBTHK 『Tokubetsu Hozon Paper』
時代『南北朝後期』 Production age 『1362〜』

ご成約済です ありがとうございました(sold out)

初代信国は了戒久信の子とも国久の子ともいう。初銘を信久のち信国に改めるという。久信には徳治年記(AD1306)の作刀を見るので、初代信国がその子であるとすれば、建武(AD1334)という年代は妥当である。しかしながら問題は、はたして信久がのちに信国と改銘したか否かである。現存する信国の在銘刀は貞治年記(AD1362)のものが最古であり、建武までさかのぼるものは経眼しない。よって初代を建武とする説に積極的な肯定をするのは難しい。以上の事から現在においては、貞治信国を初代信国であると見る流れにある。本工の起こりが来一派に在る事も、源を姓にする事によって確かである。二代信国(左衛門尉)は応永(AD1394)室町時代となり、本作が信国(南北朝期後期)と極まる事から、本作は初代信国であるといえる。初代信国と左衛門尉信国の間に一代存在する説もあるが、今後の研究に委ねたい。相州貞宗門人とする説があり、作風は了戒風の作と相伝の影響をうけた作とがある。本作は同工得意の互の目調の乱れ刃を焼き、激しく乱れる刃は砂流しかかり明るく輝く。板目地は小糠の如く地沸が細かく一面に付き、透明感と潤いがあるよく練れて詰み美しい。信国は重要指定多く、今後の出世が十分期待出来る出来である。

『形状』鎬造、庵棟、鎬地棟にむかって薄く、反り深く豪壮な太刀姿、中峰。
『鍛』板目肌よく練れて詰む、小糠肌の如く沸細かつき、地景入り、肌潤い、淡く映りたつ。
『刃文』互の目乱れ,飛焼交じり、足長く葉よく入り、小沸深く砂流し頻りに入り、刃明るく冴え、雅味あり。
『帽子』直乱れ込んで小丸返る。
『茎』大磨上、目釘孔三。
『彫』表裏鎬筋に細樋
『附』白鞘

『寸法(Size)』
長さ(Blade length)69.4cm、反り(Sori)2.2cm、
元幅(Width of moto)3cm、先幅(Width of saki)2.3cm、
元重(Thickness of moto)0.7cm 先重(Thickness of saki)0.5cm

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